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production notes

USJ ハロウィン「ソルシエ」

大阪ユニバーサルスタジオジャパン、ハロウィンパレード用衣裳のディレクターアシスタントを担当。
USJのサイトで動画が見れます。

K.I.様 挙式用カラードレス

K.I.様と打ち合わせを重ねて行く中で辿り着いたwordは「antique」。
K.I.様の服装、小物等から和のテイストも好まれているようだったので、西洋と東洋のmixしたようなantiqueテイストを目指した。会場のインテリアも考慮しつつ、ゴールド×サーモンピンクの配色を落ち着いたtoneにし、装飾にブロンズやカッパー等金属的要素を入れることで甘過ぎずハード過ぎずmix感のあるドレスに仕上げた。

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森下真樹「森下真樹ダンスショウ!!」

森下ひとり芝居(出演:森下真樹/脚本:田代裕一)
今回は出来るだけ脚本の持っている空気感が出るように配慮した。 特に脚本の持つシュール感、舞台では特に語られてはいないが夕方に向かう時間帯特有のけだるさ、室内でのリラックス感を感じて貰うためにニットのall oneと花のヘッドドレスをデザインした。
ニットの素材感は動いた時に独特の落ち感と動きを見せる。鮮やかな赤色、花々に埋め尽くされたヘッドドレス。芳醇なイメージを感じてもらいたいと思った。

ソロ「デビュタント」(出演:楠原竜也/振付:森下真樹)
はじめ、要素が一つでも、こねて転がして行くうちにいろんな要素がくっついたり離れたり。 デビュウ、ロック、お嫁さん、タキシード。連想ゲームのようにプランニングしていった。

デュオ「PEEL SLOWLY AND SEE」(出演:白井剛・森下真樹)
このタイトルはTHE VELVET UNDERGROUNDのアルバムタイトルからとったモノで、作品にもこのアルバムのメタファーが随所にちりばめられている。衣裳的にはこの作品上ポイントになるバナナの黄色が引き立つよう色は黒を基調とし、フリルや不揃いなヘムは動いた時の変化が視覚化しやすく黒一色の舞台上でアクセント的な効果を狙った。

Michael Schumacher & Alessio Silvestrin「noon afternoon」

ダンサーからは、大まかな色イメージとアイテムの指定が提示された。
それを受けて、カットソー&パンツという一見シンプルになりがちな中にいかに装飾ではないデザイン性を入れていくかという事で「simple≠no design」を テーマに色と素材にこだわった。
色/toneを全体的にコクのあるdeep toneにし、その中で赤系と青系という補色配色する事で色に力強さと広がりを持たせた。
素材/ブリーチと染めを重ねる事で色の奥行き感とダンサーの肌になじむ様な風合いに仕上げた。

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“イメージと象徴又は表象についての考察”vol.1 樹海

costumeによって何らかのイメージを喚起させることが出来ないだろうか?
言葉として説明出来なくても情景や意味、観念を感覚的にとらえるきっかけになれないだろうか?
そんな問いがこの作品を作るきっかけとなった。
これは自分へのエクササイズ。テーマはその時々に思ったことを取り上げて不定期ではあるが続けていきたい。

vol1“樹海”〜色からイメージする形〜

色が人に与える影響は思った以上に大きいかもしれない。例えば「白」。「白」から連想する言葉は、純潔、清浄、神聖、未来、孤独、そして死。面白いことに「白」だけが「生」と「死」の両方のイメージを含んでいると思う。
白のサテンのドレスはウェディングドレスのよう。そしてお腹のふくらんだデザインは妊婦を想像させるかもしれない。
生命を孕み、産み出す女性と樹海。神秘性と豊穣性、そしてニヒリズム。

プロジェクトメンバー photo:木村功、hair make:和田裕美子、model:catcy

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nest「Vanishing Points」

Vanishing Pointsの舞台構成を考慮し、クラシック、コンテンポラリー等、ダンサーのバックグラウンド別にグループ分けをし、それぞれのグループカラーを配慮したデザインにするという所から衣裳プランをスタートさせた。
各グループの中でも、公演内容上でキーとなるダンサーには色やシルエットに変化をつけて他のダンサーの衣裳と差別化した。
この公演における衣裳の印象は、シンプルという意味ではなく、全体的に押さえたデザインにした。衣裳が主張してしまうと、どうしても何らかのイメージを付加させてしまうことになるので、ここではダンサーの動きや舞台構成が主軸となるよう、衣裳の印象はそれをサポートする役割に徹するように配慮した。

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天野由起子「コノ世ノ」

ダンサーから提示された言葉は、「母性の執着心」「退廃」。
観る人に感じてもらいたかった事は、柔らかさよりも激しさ、調和よりも葛藤。
特に“質感”にはこだわった。
なぜなら、ダンサーが膝を床について回転した時のスカートの風合いがこの作品全体の印象を決定すると感じたからだ。
踊りの大部分は膝をついた状態。その状態でも足は見えないように、という意向から後ろを極端に長くしたワンピース。
青を基本色に様々な素材をあえてほつれさせ、はぎあわせた。
動いたときに中からちらと見えるペチコートの赤は情念の隠喩。

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