藤巻教授の壮行会について

昨日、春から国立大学教授としてご活躍になる日経・記者の

藤巻さんの壮行会に参加させていただきました。




元日本国大使の方々、中央省庁の元局長、国会議員の方など著名な
方々の謦咳に接することができて、NPO理事長として光栄でした。

ためになるお話が多かったのですが、日中関連の歴史的事実では
元ペルー大使の木谷大使が語っていただいた「マリア・ルス号事件」
日系ペルー移民の関係についてのお話は興味深い内容でした。

文化人類学の話題の中で、フランスの学者、レヴィ・ストロースの
「悲しき熱帯」は一読しないといけないことがわかり、さっそく今
読み進んでいます。

巻頭言でのレヴィ・ストロースの日本観は見事な洞察です。
以下、この本からの引用です:

「過去への忠実と、科学と技術がもたらした変革のはざまで、
おそらくすべての国の中で日本だけが、こりまである種の均衡
を見出すのに成功してきました。


このことは多分何よりも、日本が近代に入ったのが「復古」であり、
例えばフランスのようら「革命」によってではなかったという事実に、
追っているでしょう。

そのため伝統的価値観は破壊を免れたのです。

Back to Top Page.
Back to index.