NPO日本国籍華人同携会
編集者雑記(No.3) H21.07.05
漢字と日本文化について

今回、中国語のページの内容を一部修正しようして、一部の文字がどうしても
別の文字に置き換わってしまう現象が発生してしまいました。

HTML文章では、正しく表示されている。しかも、そのHTML文章をデスクトップ
に保管してブラウザーで開くと正しく表示される。しかし、FTP送信してサーバー
にアップロードすると、別の漢字に置き換わっているという現象です。

悩んだ結果、PC上では正しく表示できているのだから、そのスクリーンショットを
画像としてこのサイトに掲示すればいいじゃないか!!と気がついたのです。
その結果、正しい漢字で作成した中国語のページは左フレームの通りです。
文中に出てくるFudan Univ.のリンクも設定させていただきました。実は、文字化け
して困っていた漢字の一つがこの大学名です。「夏」に似た漢字が、「久」に似た
になってしまったのです。

さて、そもそも古代の日本には、カナ文字がなくて、全て中国で発明された漢字を
使って記録を残していたのですが、今回のトラブルがあって、古代の日本の文章は
どのような漢字が使われていたのか興味を抱きました。

そこで、早速、題名だけは誰でも知っている「日本書紀」の書き出し部分を調べて
見ました。下記の通りです。

古天地未剖、陰陽不分、渾沌如鶏子、溟A而含牙。
及其清陽者、薄靡而爲天、重濁者、淹滯爲地、精妙之合摶易、重濁之凝竭難。
故天先成而地後定。
至貴曰尊。自餘曰命。並訓美擧等也。下皆效此。
次國狹槌尊。次豐斟渟尊。凡三神矣。乾道獨化。所以、成此純男。

結論から言うと、難しい漢字が多すぎて、半分以上意味が分かりません。
ただし、おおよそのことは見当がつきます。

太古の地球には初めは、天と地の区別がなく、明暗の区別もなく混沌としていた。
神が太陽を創り、海を創り、それから大地を創り、他の神を創り、人間を創った。
・・・・というような、内容なのではないかと想像はできます。

昔の知識人は、漢字を沢山つかっていたのだなぁ!! と感心いたしました。

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